漢方を学ぶ方へ 推薦書
初心者向け
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「漢方診療のレッスン」
(花輪壽彦/金原出版) |
西洋医学な診断に対する漢方薬をリストアップしています。
入門書としておすすめです。
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「入門 漢方医学」
(日本東洋医学会学術教育委員会編集/南江堂) |
漢方の標準的な内容・知っておくべき内容を網羅しています。
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「劇的!漢方薬」シリーズ(益田聡子/同時代社) |
エッセイのような語り口で書かれているので、読書としても楽しめます。漢方薬の良さを実感する内容になっています。臨床診療の際にも参考にできる本です。
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「漢方常用処方解説」
(高山宏世/三考塾叢刊) |
通称「赤本」と呼ばれているものです。腹証がイラストで記載されているだけでなく、古典や処方解説、鑑別診断も載っています。
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「活用自在の処方解説 広い応用をめざした
漢方製剤の活用法」(秋葉哲生/ライフサイエンス) |
漢方薬の初歩的な知識から、ステップアップする際に有用です。ハンディで使いやすい本です。
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「漢方診療ハンドブック - 健保適用エキス剤による」(桑木崇秀/創元社) |
「証」や生薬についての知識がついてきた時におすすめです。漢方薬を幅広く使いこなせるようになります。
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中級者向け
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「症例から学ぶ和漢診療学」 (寺澤 捷年/医学書院) |
和漢診療学の基本となる概念を具体的な症例をとおして書かれた教科書です。学生から臨床医まで幅広い読者に支えられ、増刷を重ねています。
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「医学生のための漢方医学 基礎篇」
(安井廣迪(著)/東洋学術出版社) |
中医学的な診断と治療について書かれた本です。難解な中医学の概念が分かりやすく書かれており、医学生のみならず、臨床医にも役立つ本です。
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「病名漢方治療の実際 ―山本巌の漢方医学と構造主義」
(坂東 正造 (著) /メディカルユーコン) |
山本 巌先生の診断や処方について書かれた本です。病態と処方を実践的に結びつけている本です。
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「漢方臨床320例: 日常外来診療の視点から」
(中川良隆(著)/源草社) |
日常の外来診療での漢方の治療経験が詳しく書かれており、臨床医に役立つ本です。
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上級者向け
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「中医臨床のための方剤学」
(神戸中医学研究会(編)/医歯薬出版) |
方剤の薬効を生薬構成から考え、その使用目標を考えるのに役立つ本です。
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「 中医臨床のための中薬学」
(神戸中医学研究会(編)/医歯薬出版) |
生薬の薬効や使い方について詳しく書かれており、方剤を理解したり、煎じ薬を処方するときに辞書代わりに使える本です。
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「経方医学 <1>-<4>「傷寒・金匱」の理論と処方解説 」
(江部 洋一郎 (著)/東洋学術出版社) |
難解な漢方医学の体系化を見事に実現し、かつ実践的な名著です。
傷寒論や金匱要略の処方に理解にも役立ちます。
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勿誤薬室「方函」「口訣」(釈義 長谷川 弥) |
幕末から明治にかけての最後の漢方医浅田宗伯の口訣集です。単なるマニュアルではなく、漢方を深めたい方は必携です。オンデマンド版で手に入ります。 |
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漢方診療三十年-治験例を主とした治療の実際 東洋医学選書 (大塚敬節) |
漢方復興に尽力された大塚 敬節先生の治験集です。昭和の治験集ですので、より身近に感じられる内容になっています。漢方を学ぶ方は必読です。 |
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東医雑録〈1〉(山本巌) |
関西で独自の山本漢方を確立された山本巌先生の著書です。内容は多岐に渡りますが、深みのある内容です。オンデマンド版で手に入ります。
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